16年間クルマいじりを続けてきて感じた”4つの要件”とは
整備をするために必要な要件は何か。整理してみると以下の4つになります。
・工具
・設備
・ノウハウ
順に解説します。
情報
まず正規ディーラーを除くプロは日本自動車整備振興会連合会が提供しているFAINES(ファイネス)に入会しており、メーカーの整備要領書を確認しながら整備をしています。この点についてはアマチュアはFAINESに入会することはできませんが、自分の車の整備要領書だけを確認出来れば良いので、ディーラーで自車の整備要領書を購入すれば同じ情報を得ることができます。
→これによりプロとの情報の優位性は無くなります
工具
上手く扱えるかどうかという問題はありますが、結論、同じ工具を買えばプロとの条件差は無くなります。
設備
どこまでを自分で整備したいのかによって購入する範囲も大きく変わりますが、これも言ってしまえば同じ設備を買えばその条件差は無くなります。
ノウハウ
”ノウハウ”とは言い換えると自動車整備を生業にしているプロからすると”知られたく無いコト”(=飯の種)であり、ノウハウそのものがプロとアマチュアの差になっていると個人的には思っています。ただ、これについても知ってしまえばその差は埋まります。
問題はそれをどうやって知るかということです。ただ、これについては近道は無く、自分自身で探究心を持ち調べていくしかないと思います。プロの整備士もはじめは皆、素人で、失敗を重ねる事で体得してきたはずです。はじめての作業だからといって恐れることは何も無く、特に”安全”には最大限留意して作業すれば、最悪の自体が起きたとしてもただ車が壊れるだけのことです。プロもはじめての作業は慣れないものです。
プロに対して唯一の優位性
アマチュアがプロに唯一、圧倒的に勝てる部分があります。それは”時間”です。プロはいつも時間に追われています。当たり前ですが、限られた時間の中で決められた仕事量をこなし利益を得る必要があるからです。
一方で、アマチュアの時間はいわば”無限”(=無制限)です。時間単価に囚われることなく自分が納得がいくまでとことん突き詰めれます。つまり、アマチュアが目指すゴールは、『自分の車のプロフェッショナルになること』だと思います。
このホームページのありたい姿
誰にも教えてもらえない、つまづいた時に相談できない。これらについて解決できる手法の一つとしてこのブログを有効活用してほしいと思っています。私自身が当時、喉から手が出るほど欲しかった情報をこれからは発信者として発信してきたいと思います。
資格の必要性
幸いなことに、日本の法律において、自分の車の整備をするには資格(自動車整備士)は一切必要ありません。エンジンを下ろしてオーバーホールしてもブレーキをバラして分解整備しても何も問題はありません。むしろ、自分の車は自分でメンテナンスをしなさいと記載してあります。胸を張って自分の車をメンテナンスして欲しいと思います。
<参考>
道路運送車両法 第78条では『自動車分解整備事業を経営しようとする者は、自動車分解整備事業の種類及び分解整備を行う事業場ごとに、地方運輸局長の認証を受けなければならない』とされており、他人名義のクルマの分解整備を行う場合は、有償無償に関わらず自動車整備士の資格が必要です。また、例え整備士資格を保有していたとしても、認証工場外での分解整備をすることはできません。
一方で、自分名義のクルマではどうなのかというと、整備士の資格がなくても分解整備を行ってもよく、あくまで自分で自分の所有物(クルマ)をいじるのであれば何の制約もありません。
このホームページで大切にしていること
最後になりますが想いを記載します。
・マイカーの資産価値を正しく把握し、資産価値を自らがメンテナンスして、上げていくこと
・予防整備をすることで、未然に故障を減らし修理代を安く抑えること
・年々上がる維持費を少しでも安くするためにユーザー車検を活用し費用削減すること
・自分で出来ること、自分では出来ないことの判断を正しく行い、時にはプロにもお願いすること
・年々プロにお願いする項目が減っていくように自分自身がスキルアップすること
→これらを実現していく過程で習得した知識や経験を自分だけで終わらせず、紹介していく
皆様にとって有益となりうる記事を投稿していきますので、どうぞよろしくお願い致します。
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