プロの整備士も使う現場で活躍するソケットレンチ おすすめ10選

工具紹介

車いじりを始めた方が初めて”ソケットレンチ”を選ぶとき、種類が多すぎてどれを買っていいかわからない!どうせ購入するなら長く愛用できる良いものを購入したい!なんてことはとても多いはず。そこで仕事道具として毎日工具を使う”プロ”も愛用しているソケットレンチを紹介します。全て通販で購入できます。また、選ぶ際のポイントについても併せて解説します。

  • 工具は安かろう悪かろうの世界。価格ではなく価値で選ぶ
  • リセールバリューを意識して一流工具を選ぶ
  • 指先が疲れない”空転トルク”が軽いものを選ぶ
  • ソケットが落ちないリリースボタンが有るものを選ぶ
  • 表面仕上げのメッキの膜圧が厚いものを選ぶ

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ソケットレンチとは

ボルトやナットの六角部分に嵌める”ソケット”とそのソケットを差して回す”ハンドル”とで構成された工具の総称であり、1920年にアメリカでスナップオン創業者のジョセフ・ジョンソンによって「少ないツールで多くの作業を」という考えのもと発明されました。

ソケットとハンドルを組み合わせるために、ハンドル側に”差込角”と呼ばれる凸部、ソケット側に凹部が設けられています。

その差込角の種類が主に3種類ありそれぞれ要求される力の大きさによって使い分けます。

また、同じ差込角であればメーカーが違っても互換性があります。

ソケットはNEPROS(KTC製)、ハンドルはSnap-on製
  • 1/4 inch (6.35mm):コンパクトにできるため狭い場所に使用される
  • 3/8 inch (  9.5mm):エンジン廻りをはじめ乗用車の整備に使用される
  • 1/2 inch (12.7mm):乗用車の足廻りや大型車の整備に使用される
1inch = 25.4mmであり、1/4 inch = 25.4 ÷ 4 = 6.35mm。ちなみに、1/4は”シブイチ”と呼ばれています。ラチェットを使うことでスパナやメガネレンチよりも圧倒的に早く作業することができます。
大きくなるにしたがって耐荷重は上がりますが、重量が重くなります。ハンドツールの重さは使い勝手に直結しますので、用途に合った大きさのものを選ぶことがポイントとなります。
 
3/8 inch (  9.5mm)

だるま形(小判形)と丸形の違いについて

ソケットレンチは大きく分けて2種類に分類できます。”だるま形(小判形)”と”丸形”です。それぞれの特徴について解説します。

だるま形(小判形)ソケットレンチ

京都機械工具(KTC) 自動車専用工具 ラチェットハンドル BR3E

ソケットレンチと言えばこのタイプを思い浮かべる方が多いと思います。

だるま形(小判形)ソケットレンチは内部のギア(歯車)が外側を向いており、右回転・左回転の切替レバーがボディの外にあるため、切替操作がしやすいことが特徴です。
丸形ソケットレンチでは、見た目では回転方向が分かりにくいですが、だるま形は切替レバーの位置で一目で分かります。一方で、切替レバーがあるため、構造上丸形に比べてヘッド部分が大きくなり易いです。

ひと昔前はだるま形はギア数が少ないものがほとんどでしたが、最近ではだるま形においても内部のギア数が多く空転トルクが非常に軽いタイプが主流となっています。

ギア数が多いことのメリットは狭い場所でも首振り(緩め・締め)ができることです。
→ギアが90枚の製品であれば送り角は4°(360° ÷ 90枚)となり狭い場所でも締めれます

丸形ソケットレンチ

Facom スタンダードラチェット R.161B

丸形ソケットレンチの特徴はギア(歯車)が内側を向いており、回転切り替えレバーもボディの外側にないため、構造上ヘッドが小さいものが多いです。ひと昔前までは送り角が小さいことにより丸形ソケットレンチを使用する方も多かったですが、最近は送り角が小さいだるま形ソケットレンチが主流ですので優位差は無くなってきました。また、ソケットを外すためのプッシュボタンが付いていないのでソケットの交換がしにくい場合もあります。

おすすめのソケットレンチ10選

お待たせしました。ではおすすめを紹介していきます。

1/4 (6.35mm)

私の一番のおすすめはNBR290です。このサイズでなんとギア数は90枚です!一度使うと病みつきになります。空転トルクも軽く何よりもメッキが美しいです。芸術品の領域です。クイックリリースボタンもありソケットがとっさに抜け落ちたりする心配もありません。

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また、万が一の際にも手軽にリペアキットが手に入ります。これもおすすめの理由の一つです。

次は、泣く子も黙る、本家本元のSnap-onのシブイチです。個人的にはクイックリリースボタンが無いので使い慣れるまではソケットの抜き差しが若干しにくいかと思いますが、それを慣れるまで我慢する価値はもちろんあります。

山下工業研究所のZ-EALです。空転トルクがとても軽くボルトが緩んだ後も供回りせずギア送りする事ができます。neprosやSnap-onと比較してもコスパが非常に良いです。日本を代表するソケットツールメーカーですので品質も文句無しです。

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3/8 (9.5mm)

1/4でも紹介しましたがNBR290の3/8(9.5mm)タイプの商品です。私も愛用しており、どんな作業をするにもほぼ毎回登場しています。正直なところ、これを超える商品に未だに出会ったことがないです。おすすめです。

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もちろんNBR390にもリペアキットが設定されています。長期にわたり安心して使用できます。

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プロの整備士も愛用している人が多いソケットレンチ F80です。ヘッドサイズも小さく、80ギアで作業性も抜群です。文句無しにカッコいいです。

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Pro-Auto(スエカゲツール)の伸縮式フレックスロックラチェットです。ギア数は72枚で全長調整が6段あり力が欲しい時には最大で370mmまで伸ばして使用することが可能です。こちらもコスパが非常に良いと思います。

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Pro-Auto同様に腕の長さが長いものでおすすめはやはりneprosのNBR390FLです。価格は非常に高いですが、1本持っていると一生使えます。私もいつもこれを愛用しています。

KTCネプロス NBR390FL (9.5SQ) ロングフレックスラチェットハンドル ds-1884373
ノーブランド品
1/2 (12.7mm)

neprosばかりおすすめして申し訳ありません。ですが、やはりどのサイズにおいても良いものは良いんです。どんな作業にも活躍してくれます。送り角4°、スタンダードなタイプ(全長250mm)と比較して全長は375mmと125mm長いタイプです。足回りの作業においても余裕で使えます。

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3/8でも紹介しましたがPro-Auto(スエカゲツール)の伸縮式フレックスロックラチェットです。ギア数は72枚で全長調整が7段あり力が欲しい時には最大で430mmまで伸ばして使用することが可能です。こちらもコスパが非常に良いと思います。

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知る人ぞ知るドイツのドライバーメーカーのWERAの8003C サイクロップラチェットです。歯数76枚で差込角をワンプッシュで反対方向に押し出すことで、正逆回転の変更ができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。王道のメーカーから知る人ぞ知るメーカーもあったかと思います。工具を選ぶ際はその工具を手に取ったときに”ワクワクするかどうか”で選ぶのも大切です。参考にしていただけると幸いです。

  • 工具は安かろう悪かろうの世界。価格ではなく価値で選ぶ
  • リセールバリューを意識して一流工具を選ぶ
  • 指先が疲れない”空転トルク”が軽いものを選ぶ
  • ソケットが落ちないリリースボタンが有るものを選ぶ
  • 表面仕上げのメッキの膜圧が厚いものを選ぶ

最後までご覧頂き、ありがとうございました。車いじりの参考になれば幸いです。コメントやお問合せもお待ちしております。コメントは記事の最下段にある【コメントを書き込む】までお願いします。また、YouTubeも公開しています。併せてご覧頂き、”チャンネル登録”、”高評価”もよろしくお願いいたします。YouTubeリンクはこちら



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