【第二種電気工事士が教える】コンセント追加工事 徹底解説

電気工事

はじめに

マイホームをお持ちの方でコンセントの数が不足しており、使用する毎に差し替えたり、トリプルタップやOAマルチタップなどを使って増設している方も少なくないと思います。それらの器具を使用して増設することは非常に簡単ですが一方で、外観(見た目)がイマイチです。そこで今回はコンセントプレート(6コ用)を使い、使用していないモジュラージャック(電話機やISDN、LANなどの接続に用いるコネクター)をダブルコンセントに変更する方法について徹底解説します。コンセントの追加工事は電気屋に依頼すると出張費+工賃+部品代が掛かりますので非常に高額になります。工事内容を参考にして頂ければ幸いです。なお、電気工事は有資格者のみが行える工事になりますので個人で実施される場合は自己責任でお願いいたします。



交換前の状態

我が家は注文住宅ですが、キッチンにあるコンセントはなぜかJIMBO製の接地ダブルコンセントモジュラージャックがセットになっておりました。(特に指定をしていなかったため)固定電話やISDNは今後使用する予定もありませんので、ダブルコンセントを右側に追加します。

右側のコネクターがモジュラージャック

購入部品

今回購入した部品は以下の3点です。JIMBO製は流通量が少なくネットで購入しても割高なため、超メジャーなPanasonicのコスモシリーズワイド21に変更します。

表面
裏面

・メーカー:Panasonic
・型番:WTF7006W
・名称:コスモシリーズワイド21 コンセントプレート(6コ用)

・メーカー:Panasonic
・型番:WTF1502WK
・名称:コスモシリーズワイド21 埋込ダブルコンセント

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作業紹介(既存製品の取り外し)

では、作業を紹介していきます。作業手順については徹底解説していきますので長くなってしまいますが、ご容赦願います。まずはコンセントカバーの取り外しです。

コンセントカバー取り外し

コンセントカバーの取り外しはカバー下にある”2箇所の切り欠き(赤丸)”に工具を差し込み取り外します。マイナスドライバーで外す方が非常に多いですが私は自動車用の”Oリングピックツール”を毎回使用しています。傷も付かず非常に簡単に外すことができ、おすすめです。

Oリングピックツールを差し込み手前に引き上げるとカバーの爪が外れて浮いてきます。

参考までにこの工具がASTROPRODUCTS製のOリングピックツールです。

外したコンセントカバーが以下です。今回は再使用しませんが綺麗に外すともちろん使用は可能です。

接地ダブルコンセントとモジュラージャックの取り外し

コンセントカバーを外した写真が以下の写真です。気密パッキンも取り外します。引っ張れば簡単に外せます。

気密パッキンを外した状態が以下の写真です。次に2連用簡易耐火枠を外していきます。先端が1番と2番のプラスドライバーとマイナスドライバー1本を使用して取り外します。

上下にそれぞれ2本ずつ設定されているのが先端サイズが1番(PH1)のプラスネジです。全て緩めます。ネジが小さいので無くさないように注意します。

次に先端サイズが2番(PH2)のプラスネジを緩めます。合計4本あります。

ネジを外した後の状態が以下の写真です。2連用簡易耐火枠は接地ダブルコンセントとモジュラージャック側に爪で固定されていますのでマイナスドライバーを使用して取り外します。

上下にそれぞれ4箇所ずつ爪がありますのでマイナスドライバーで押し込むと簡単に外せます。

2連用簡易耐火枠を外した状態が以下の写真です。

コンセント及びモジュラーコネクターの配線を取り外します。コンセントの配線を外す場合は感電防止のために対象のブレーカーを落としておきます。モジュラージャックの取り外しは配線が刺さっている箇所をマイナスドライバーで押し込むと配線を抜くことができます。

接地ダブルコンセントの取り外しはマイナスドライバーを下の写真の白枠部分に差し込むことで配線を抜くことが可能です。マイナスドライバーの先端の幅が広すぎると白枠部分に差し込むことができませんので以下のリンク先の工具がおすすめです。

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作業紹介(新規製品の取り付け)

続いて今回購入した部品を設置していきます。

左側のコンセントの取り付け

左側のコンセントをJIMBO製からPanasonic製に交換します。配線はもちろん同じ配線を使用しますが、メーカーによってストリップゲージの寸法指示が異なりますのでストリップ寸法を確認してからカットして調整します。

JIMBO製の接地ダブルコンセントのストリップ寸法は13mmです。

一方で、Panasonic製のダブルコンセントのストリップ寸法は10mmですので今回は配線を10mmに調整します。

接地側(白線)、非接地側(黒)ともに10mmに調整します。配線のストリップやカットにはこの工具が一番おすすめです。第二種電気工事士を目指す大半の方がこの工具を使用して受験しています。

コンセントを交換した後の写真が以下です。ちなみに、今回使用するコンセントは接地極無しになりますのでアース線は使用しません。

渡り線の製作

左側のコンセントと右側のコンセントを繋ぐ”渡り線”を作成します。配線はVVF 1.6mm 2芯線を使用します。ストリップ寸法は全て10mmです。コンセント間の寸法を測り長さを決めます。

右側のコンセントの取り付け

左右のコンセントを接続した後の写真が以下です。配線の差し込み口にWと記載されている方が接地側(白線)です。以上でコンセントの接続作業は完了です。

左右のダブルコンセントの位置決め

壁に対してダブルコンセントを水準器を使用して水平に取り付けます。この取り付け位置がずれているとカバーをつけた際ももちろん水平にはなりません。

水平に取り付けた後の写真です。

コンセントプレートの取り付け

最後にコンセントプレートを取り付けます。取り付けはコンセントプレートに付属のネジを使用して取り付けます。Panasonic製は全て先端サイズが2番(PH2)のプラスネジになっております。工具の持ち替えも不要で作業効率が非常に良いです。

外側のカバーを取り付ければ作業は全て完了です。

最後に

いかがだったでしょうか?コンセントを増設する工事のイメージが湧きましたでしょうか?業者へ依頼する際にも作業の流れや必要な道具等がイメージできていると高額な費用を請求される心配も激減すると思います。

最後までご覧頂き、ありがとうございました。参考になれば幸いです。引き続きよろしくお願いします。



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