- はじめに
- 車両情報
- 購入部品
- 工具紹介
- 商品開梱
- 作業紹介 〜準備・内装部品取り外し〜
- 作業前の内装状態
- 付属クッションテープのカット
- 助手席側オーナメントパネル取り外し
- 助手席側インストルメントパネルサイドエアアウトレット取り外し
- 助手席側インストルメントパネルパッド取り外し
- インストルメントパネルセンターASSY取り外し
- センターパネルカバー取り外し
- グローブボックス取り外し
- センターレバーノブとシフトインジケーターパネルASSY取り外し
- 運転席側インストルメントパネルパッド取り外し
- 運転席側インストルメントパネルパッドASSY取り外し
- インストルメントパネルパッド取り外し
- コンビネーションメーターベゼル・コンビネーションメーターASSY取り外し
- アシストグリップ・フロントピラートリムアッパー取り外し
- 内装部品取り外し完了
- 作業紹介 〜11型 BIG X ナビ本体 配線・取付編〜
- 作業紹介 〜12型デジタルミラー取付編〜
- 完成状態
- 気になる費用は?DIYなら工賃分がまるごと浮く
- 最後に
はじめに
三菱自動車 新型デリカD:5(3DA-CV1W)に、ALPINE(アルパイン)製の11型ナビゲーションユニット 「BIG X プレミアム EX11NX-2DS」と12型ドライブレコーダー搭載デジタルミラー「DVR-DM1200A2-IC」を、専用取付キット「KTX-M01-D5-1」を使って取り付けました。今回はその作業手順・購入部品・使用した工具の情報等を、実車の写真120枚超を用いて徹底解説します。
ナビ&デジタルミラーの取付で最大のハードルになるのが内装部品の取り外しです。この記事では取り外しが必要な内装部品の外し方を1つずつ写真付きで丁寧に解説していますので、オーナー自身が傷をつけずに迷わず作業できる内容になっています。さらに、取扱説明書だけでは絶対に迷うIG信号線の取り方やメーカーオプションのリアモニター用HDMIケーブルの在り処など、初めて作業する人がつまずくポイントもすべて無料で解説します。ぜひ最後までご覧ください。
車両情報


| 仕様 | 詳細 |
|---|---|
| 車種名称 | MITSUBISHI DELICA D:5 |
| 型式 | 3DA-CV1W |
| 原動機型式 | 4N14 |
| 総排気量 | 2.26L(クリーンディーゼルターボ) |
| 型式指定番号 | 19114 |
| 類別区分番号 | 0310 |
| 初度登録年月 | 令和8年(2026年)6月 |
| 作業日 | 2026年6月26日〜27日(1.5日) |
購入部品
ナビゲーション:BIG X プレミアム EX11NX-2DS(11型)
アルパインのフラッグシップ「BIG X プレミアム」シリーズの新型デリカD:5専用11型モデルです。フルセグ・Bluetooth・HDMI・Apple CarPlay/Android Autoに対応し、大画面ならではの視認性はディーラーオプションナビにはない魅力があります。

箱の注意書き部分の拡大写真が以下です。

デジタルミラー:DVR-DM1200A2-IC
12型ドライブレコーダー搭載デジタルミラーです。今回は専用ブラケットを介して車両に取り付けます。

専用取付キット:KTX-M01-D5-1
専用取付キット(KTX-M01-D5-1)です。専用ブラケットを介して車両に取り付けることでまるで純正部品のように綺麗に組み付け出来ます。
工具紹介
今回の作業で使用した工具はこれらの工具です。詳細については作業紹介の中で順に紹介します。

以下の工具はメーター裏のコネクターからIGN信号を取得するために使用しました。

以下の工具はナビ、ドラレコを取り付ける際にいつも使用している”いつメン”工具です。

商品開梱
ナビゲーション
まず始めに準備した商品を開梱し、同梱品の過不足を確認します。ナビゲーション本体は以下のように厳重に梱包されていました。

同梱されていた部品には過不足はありませんでしたが、今回は肝心な”取付説明書”が同梱されておりませんでした。取り付け当日のこのタイミングでアルパインに文句を言っても仕方がないのでノートPCを使ってPDF版の取付説明書をダウンロードして急遽対応しました。

ナビゲーション本体の型番は『EX11NX-2DS』です。

ナビゲーション本体裏のコネクター接続部は以下のようになっています。

デジタルミラー
12型ドライブレコーダー搭載デジタルミラーとアルパイン製デジタルミラー専用取付キットを開梱します。

12型ドライブレコーダー搭載デジタルミラーを開梱した状態が以下の写真です。液晶画面の傷等がないか念入りに確認し組み付けましょう。また、安定化電源を接続して車両取付前に作動確認をした上で車両に搭載すると初期不良も未然に検出が可能です。

作業紹介 〜準備・内装部品取り外し〜
作業前の内装状態
作業前のインパネまわりの状態です。新型デリカD:5はセンターディスプレイやスイッチパネルのデザインが従来型から大きく変わっており、内装部品の構造・クリップ位置も新設計になっています。

後付けでナビを取り付ける仕様ですのでナビゲーションの液晶部分にはメクラカバーが設定されています。

インストの下部には標準でUSB-Cケーブルが2本挿せる仕様になっています。また、シガーライターの横にあるメクラ蓋の部分にはナビゲーション本体に付属のHDMI入力端子を増設します。

付属クッションテープのカット
ナビゲーション本体に付属しているクッションテープ(スポンジ)は、取付説明書の指定寸法に従ってあらかじめカットしておきましょう。車体側のパネルやブラケットとの接触部に貼り付けることで、走行中のビビリ音・異音を防止することができます。性格が出ますが、定規で採寸しながら正確にカットしましょう。

カットする際の寸法は取り扱い説明書に記載されています。

梱包に使用されていた段ボールを下に敷くとカットしやすくなります。

クッションテープを4枚分カットすると準備は完了です。

助手席側オーナメントパネル取り外し
まずは助手席側のオーナメントパネルから取り外します。オーナメントパネルはクリップのみで固定されていますので、簡単に取り外せます。両手でオーナメントパネルを掴み、手前に勢いよく水平に引っ張ります。

オーナメントパネルの裏面はこのようになっております。クリップ6個で固定されています。

助手席側インストルメントパネルサイドエアアウトレット取り外し
助手席外側のインストルメントパネルサイドエアアウトレット(エアコン吹き出し口)を取り外します。こちらも両手で掴み手前に勢いよく水平に引っ張れば取り外せます。

取り外した後の写真は以下です。

助手席側インストルメントパネルパッド取り外し
続いてインストルメントパネルパッドを取り外します。こちらも全てクリップで固定されています。両手でしっかりと持ち、手前に勢いよく水平に引っ張れば取り外せます。取り外した後の裏面の写真は以下でクリップ9個で固定されています。取り外しの際に白い固定クリップが車両側に残ってしまうことがありますので再組み付けの際には注意しましょう。

3つの部品を全て取り外した後の状態が以下の写真です。

インストルメントパネルセンターASSY取り外し
続いてインストルメントパネルセンターASSYを取り外します。こちらの部品も全てクリップで固定されていますので、手前に勢いよく水平に引っ張り取り外します。

インストルメントパネルセンターASSYの裏面はこのようになっております。

センターパネルカバー取り外し
センターパネルを蓋している樹脂製のカバーを取り外します。取り外しにはクリップリムーバーを使用して固定クリップを取り外します。クリップの中央部を押し込みクリップリムーバーですくい上げて取り外します。

金属製のブラケットを取り外します。固定ビス2本×左右を先端サイズが2番のプラスドライバーを使用して緩めます。

インストルメントパネルセンターASSY及びセンターパネルカバーを取り外した状態が以下の写真です。

取り外した金属製のブラケットは以下の通りです。

グローブボックス取り外し
グローブボックスを取り外します。最初にダンパーとの接続部分を取り外します。グローブボックス側の爪を両手で摘んで押し込み、ダンパーから取り外します。

ダンパーを取り外した後の状態が以下です。

左右のグローブボックスの爪部分を外してグローブボックス全体を取り外します。

取り外したグローブボックスが以下です。

センターレバーノブとシフトインジケーターパネルASSY取り外し
シフトインジケーターパネルASSYを取り外すにはセンターレバーノブの取り外しが必要です。センターレバーノブは根元のボルト1本で固定されています。

このボルトには緩み止めのネジロック剤(ロックタイト)が塗布されており、一度緩めると緩み止め効果が失われるため再使用できません。再組み付け時には必ず新品ボルト(部品番号:【要記入】)を使用してください。センターレバーノブが走行中に緩むと大変危険です。
センターレバーノブとセンターレバーブーツの境界に先端を丸く削ったマイナスドライバー等を差し込みセンターレバーブーツを下側に下げます。

センターレバーノブの手前下にセンターレバーノブを固定しているビス1本がありますので先端サイズが2番のプラスドライバーを使用して緩めます。

ビスのネジ部には緩み止めが塗布されています。

センターレバーノブのボタンを押し込みセンターレバーノブを取り外します。

センターレバーノブが外せましたらシフトインジケーターパネルASSYを取り外します。シフトインジケーターパネルASSYはクリップのみで固定されていますので四隅を手でゆっくりと持ち上げて取り外します。

シフトインジケーターパネルASSY裏にはシフトポジションインジケーター等のコネクターが接続されていますので、ロック部分を押しながらコネクターを取り外します。

コネクター部分を拡大した写真が以下の写真です。インパネまわりのコネクターは形状・色がそれぞれ異なるため復元時に迷うことはありませんが、どの位置にどのコネクターが刺さっていたかを写真に残しておくと安心です。

ハーネスを固定しているクリップも先端を丸く削ったマイナスドライバー等を使用して取り外します。シフトインジケーターのランプは反時計回りに回してロック部を解除します。

取り外したシフトインジケーターパネルASSYが以下の写真です。

シフトインジケーターパネルASSYの裏面は以下のようになっています。白色の樹脂クリップ6個で固定されています。白色の樹脂クリップが車両側に残っている場合が多いので取り外してシフトインジケーターパネルASSY側に移植しておきましょう。

車両側のハーネスとコネクターの写真が以下です。

運転席側インストルメントパネルパッド取り外し
ステアリングコラムカバーの左隣にあるインストルメントパネルパッドを取り外します。

指で簡単に取り外せます。

運転席側インストルメントパネルパッドASSY取り外し
運転席側のインストルメントパネルパッドASSY(エアコン吹き出し口)を取り外します。この部品を取り外す際にはメーターカバーに傷が入りやすいため、取り外し前にマスキングテープ等で養生します。

養生が出来ましたら指で浮かせて取り外します。

取り外した後の状態は以下です。

インストルメントパネルパッド取り外し
メーターフードを取り外すには干渉するインストルメントパネルパッド(スイッチパネル)を浮かせる必要があります。インストルメントパネルパッドを手前に水平にしながら引き抜き浮かせます。

コンビネーションメーターベゼル・コンビネーションメーターASSY取り外し
コンビネーションメーターベゼルを外します。新型デリカD:5はデジタルメーターが採用されており、コンビネーションメーターベゼルはクリップで固定されています。手前に引くように外すとコンビネーションメーターASSYが現れます。上部を固定しているビスが1本ありますので先端サイズが2番のプラスドライバーを使用してビスを緩めます。

コンビネーションメーターASSY裏のコネクターを1個取り外せばコンビネーションメーターASSYが車両から取り出せます。

インスト周辺が取り外せました。

アシストグリップ・フロントピラートリムアッパー取り外し
助手席側はデジタルミラーのカメラケーブル及びナビゲーションのGPSアンテナ、TVアンテナを、運転席側はTVアンテナをフロントガラス上部からフロントピラートリムアッパー経由で引き回すため、アシストグリップ・フロントピラートリムアッパーを取り外します。アシストグリップはキャップを開けるとボルトが現れるので、これを外してからフロントピラートリムアッパーを浮かせます。先端サイズが2番のプラスドライバーを使用してボルトを緩めます。

アシストグリップを外した後の状態が以下です。

ウェザーストリップを一部取り外します。

フロントピラートリムアッパーをルーフ側から浮かせながら取り外します。反対側も同様に作業します。

フロントピラートリムアッパーを取り外した後の状態が以下です。

内装部品取り外し完了
ここまでで内装部品の取り外しは完了です。ダッシュボードまわりがすっきりと骨組みだけになりました。ここから配線作業に入っていきます。なお、外した部品は傷がつかないよう、毛布や段ボールの上に保管しておきましょう。助手席側のインスト周辺の写真です。

クラスターリッドC周辺の写真です。

メーター周辺の写真です。

センターパネル内部の写真です。ラジオアンテナ線が固定されています。

作業紹介 〜11型 BIG X ナビ本体 配線・取付編〜
ここからは主に取扱説明書では分かりづらいIG信号線の取り方、メーカーオプションのリアモニター用HDMI出力ケーブルの在り処、走行中にTVが視聴できる配線のやり方まで徹底解説します。
GPSアンテナ・TVアンテナの貼付
取付説明書に記載されている寸法を確認しGPSアンテナ・TVアンテナを貼り付けます。貼り付け前にしっかりとガラス面の清掃・脱脂を行いましょう。

運転席側のTVアンテナも取付説明書の寸法を確認し貼り付けます。貼り付け出来ましたらアンテナ配線も位置を確認しながら貼り付けます。

運転席側上部にもTVアンテナ線を貼り付け、アンテナ配線も位置を確認しながら貼り付けます。貼り付けが出来ましたらアンテナ線をフロントガラス上部からフロントピラートリムアッパーを通してダッシュボード裏へ引き込みます。純正ハーネスに沿わせてタイラップで固定します。

運転席側の作業は以下で完了です。

助手席側も同様に作業します。

GPSアンテナ線、TVアンテナ線を純正ハーネスに沿わせてタイラップで固定します。

マイク設置と配線処理
音声操作用/ハンズフリー電話用外部マイクをコラムカバー上部に両面テープで貼り付け固定し、配線を処理します。配線は事前にカットしておいた付属のクッションテープを使用して固定します。

コラムカバー上部にも配線を固定します。

【最重要】メーター裏から取得するIG信号線
ここが今回の作業で一番の難所です。取付説明書では『車両ハーネスに固定されている車両22Pコネクター(灰)を車両コネクターから取り外し、メーター裏の車両22Pコネクター(灰)の(11番)にイグニッション信号取出しコードのピン端子を取り付ける』と記載されていますが、この車両には既にコネクターの11番には端子が刺さっており、取扱説明書のやり方ではIG信号線が取得出来ませんでしたのでこの11番の配線から新たに配線を分岐してIG信号線を取得しました。
奥に写っているのが当該コネクターの写真です。手前にあるのはメーターに接続されているコネクターです。

車両コネクターから取り外した後の状態が以下の写真です。

ニチフ製の絶縁被覆付圧着スリーブを使用してIG信号線を分岐しました。この製品は絶縁被覆が付帯しているので加工後の熱収縮チューブ等での絶縁処理が不要です。

分岐する端子の位置は取扱説明書に記載されている通りの車両22Pコネクター(灰)の(11番)から取得しました。

取り外したコネクターを車両コネクターに再接続しましたらテスターを使用して分岐した信号線が本当にIG信号線であるか念の為確認しましょう。
具体的な確認方法はテスターをDC(直流)電圧レンジに設定し、黒リード線をボディアース、赤リード線を分岐したIG信号線に接続し、車両状態がOFFの際にIG信号線の電圧が0V、車両状態がACCの際にも0V、車両状態がONの際に約12V、エンジン始動後に約12〜14V、エンジン停止・OFFの際に約0Vであることを確認しましょう。

カメラ信号ケーブルの接続
ナビに付属のカメラ信号ケーブルを車両カメラECUに接続します。カメラECUの薄い緑色の部分に付属のカメラ信号ケーブルを接続します。

コネクターの向きに注意して接続しましょう。接続した後の状態が以下の写真です。

反対側のコネクター部分をナビ裏まで配策します。

【必見】メーカーオプションのリアモニター用HDMI出力ケーブルの在り処
メーカーオプションでリアモニター(後席モニター)を注文した車両の場合、ナビからの映像をリアモニターに映すために車両側のHDMI出力ケーブルへの接続が必要です。ところがこのHDMIケーブル、初めて作業する人は絶対に見つけられない場所に固定されています。
固定位置はシフトインジケーターパネルASSYの裏側の奥にクッションテープで配線が固定されていますのでこれを取り外してナビ本体のHDMI出力に接続します。ここを知らないと「リアモニターに映像が映らない」と延々と悩むことになります。
電源コードのリバースコード接続
車両側のハーネスに固定されているリバースコード接続先のコネクターは以下の位置にあります。

電源コードのカメラスイッチ接続端子の接続
電源コードのカメラスイッチ接続端子を以下の位置にある10Pコネクターに接続します。

接続した後の状態が以下の写真です。

IG信号線の接続
メーター裏から取得したIG信号線も電源コードのイグニションコードへ接続します。

音声操作用/ハンズフリー電話用外部マイクコードの接続
電源コードに音声操作用/ハンズフリー電話用外部マイクのコードを接続します。

専用フェイスパネルの組み立て
純正のインストルメントパネルセンターASSYから、エアコンダクト(LH・RH)とエアコンダクトフレーム(LH・RH)を取り外します。先端を丸く削ったマイナスドライバーを使い取り外します。

フック部分を破損しないように慎重に作業しましょう。

このBIG X プレミアム EX11NX-2DS(11型)には専用のフェイスパネルが付属します。画面の下部に専用スイッチが配置されています。

純正のインストルメントパネルセンターASSYから取り外したエアコンダクトとエアコンダクトフレームを組み付けます。

作業紹介 〜12型デジタルミラー取付編〜
ここでは主に付属型紙を使ったブラケットの位置決めから、最大の難関であるリアカメラの蛇腹通し(タイラップ&シリコンスプレーのプロの技)まで徹底解説します。
純正ミラー取り外し
純正ミラーを取り外し、KTX-M01-D5-1のブラケットに交換してからミラー本体を装着します。純正ミラーに接続されているコネクターを取り外しミラーベースを固定しているトルクスビスを緩めます。

12型デジタルミラーの裏面にKTX-M01-D5-1のブラケットを固定します。ハーネスを通してビスで固定します。

純正ミラーに接続されていたハーネスは交換後は使用しませんので樹脂製のブラケット内部に押し込んで格納します。

リアカメラの配線通し
リアカメラの配線をリアゲートまで配策します。フロントドア部分はドアのウェザーストリップを外して配線を内側に通します。

スライドドア部分も同様にウェザーストリップを外して配線を内側に通します。

リア側のヘッドライニング内部に配線を通すにはシートベルトを固定している樹脂製のブラケットを取り外すと簡単に配線を通すことができます。

【プロの技】リアカメラの配線をスムーズに通すやり方
デジタルミラーのリアカメラはリアゲートに取り付けるため、ルーフ内〜リアゲートの蛇腹ゴム(グロメット)内にケーブルを通す必要があります。この蛇腹通しが最大の難関で、ケーブルをそのまま押し込んでも絶対に通りません。

①ケーブルの先端にタイラップを添わせてマスキングテープで固定し、コシのあるガイドを作ります。
②蛇腹ゴムの内部にシリコンスプレーを噴射して滑りを良くします。
③タイラップを先頭にしてケーブルを送り込むと、引っ掛かりなくスルスルと通せます。
この2つの組み合わせで、苦戦しがちな蛇腹通しが数分で完了します。
配線が通せましたら取り外した部品を復元します。その際に蛇腹ゴムはしっかりと組み付けましょう。組み付け不良があると車内に雨水が侵入する恐れがあります。

リアカメラ本体の固定
リアゲートに引き込んだケーブルをリアカメラに接続し、カメラをリアガラス上部に両面テープで固定します。この商品にはリアカメラ取付用型紙が付属していますので推奨貼付位置を参考に取り付けましょう。

リアゲート内の配線も純正ハーネスに沿わせてタイラップで固定し、ゲートの開閉でケーブルが引っ張られないよう余長を持たせておきます。

フロントカメラ本体の固定
清掃・脱脂したフロントガラスにフロントカメラを両面テープで固定して貼り付けます。貼付位置はフロントワイパーの作動範囲に入ることを確認した上で固定しましょう。

配線カバーを取り付けるとよりすっきりと見えます。

電源ケーブルは助手席側のフロントピラートリムアッパー内側に配策しナビ本体の裏側まで通しましょう。

ナビ本体の配線接続
ナビ本体を車両に搭載する前の配線の状態が以下です。本記事で詳しく解説しませんでしたがナビ本体を車両へ搭載する前にUSB-HDMIユニットの取り付けをセンターコンソールASSYへ忘れずに行いましょう。

なお、各種配線の余長分についてはナビ本体が入る部分には収納せずそれぞれ左右にまとめておきましょう。

いよいよナビ本体の取り付けです。車両側ハーネス・地デジアンテナ・GPSアンテナ・ラジオ・USB・HDMI入出力・カメラ入力・専用フェイスパネル用ハーネスなど、すべてのコネクターをナビ本体の背面に接続します。コネクターの数は多いですが、形状が異なるため間違った場所には刺さらないようになっています。1本ずつ確実に「カチッ」と音がするまで差し込みます。

走行中にTVを見られるようにする配線方法
ALPINE指定の取付状態では走行中にTV・映像ソースは映りません。これはナビがパーキングブレーキ信号を監視しているためです。そこで、電源コードのパーキングブレーキコードをボディアースに接続(アース落とし)することで、走行中でもTV・映像ソースの視聴が可能になります。アースポイントは以下の場所にまとめました。

専用フェイスパネルの取付
専用フェイスパネルへコネクターを接続し仮固定の状態で動作確認が取れましたら、専用フェイスパネルを車両に取り付け、外した内装部品を逆の手順で復元していきます。その際、センターレバーノブのボルトは新品を使用することを忘れずに作業しましょう。

11型の大画面が新型デリカD:5のインパネに美しく収まりました。

専用設計品ですので非常に綺麗に見えます。

完成状態
すべての作業が完了しました。11型BIG Xの大画面と12型デジタルミラーで、新型デリカD:5の車内が一気に最新装備になりました。画面の大きさ・地図の見やすさはディーラーオプションナビとは別次元です。

専用フェイスパネルのスイッチも押しやすく非常に使いやすいです。

12型のデジタルミラーは非常に見やすいです。

フロントカメラとの位置関係は以下の写真の通りです。

HDMI・USBポートもすっきりとビルトインで設置。

デジタルミラーのリアカメラはリアガラス上部に自然に収まっており、後続車のヘッドライトが眩しい夜間や、荷物満載で後方が見えない時でも鮮明な後方視界を確保できます。

気になる費用は?DIYなら工賃分がまるごと浮く
11型ナビ+デジタルミラー+リアカメラの取り付けをショップに依頼すると、内装の脱着範囲が広いため工賃はかなり高額になります。特に新型デリカD:5のような発売直後の車種は、作業実績が少なく工賃が割増になるケースもあります。
一方DIYなら、かかる費用は製品代のみ。この記事の通りに進めれば、内装の外し方で迷うことも、IG信号線やHDMIケーブルの場所で悩むこともありません。浮いた工賃で車中泊グッズやアウトドア用品を買い足すのがおすすめです。
最後に
完成した新型デリカD:5の勇姿がこちら。大画面ナビ&デジタルミラーを装備して、ファミリーカーとしてもアウトドアの相棒としても死角なしの1台に仕上がりました。

今回のポイントをまとめます。
- 内装部品はクリップ・ツメの位置を理解してから外すのが傷をつけない最大のコツ。この記事の写真で位置を確認すればオーナー自身でも迷わず外せます
- センターレバーノブ固定ボルトはロックタイト塗布のため再使用不可
- IG信号線はメーター裏から取得。取説のイラストは分かりづらいので実車写真で確認を。接続前にテスターでの電圧チェックが必須
- メーカーオプションのリアモニター用HDMI出力ケーブルはシフトインジケーターパネルASSYの裏側にクッションテープで固定されている
- リアカメラの蛇腹通しはタイラップ&シリコンスプレーで一発クリア
- 走行中のTV視聴はパーキングブレーキ信号線のアース落としで可能に
新型デリカD:5のオーナーはもちろん、これからナビやデジタルミラーの取り付けに挑戦する方の参考になれば幸いです。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。車いじりの参考になれば幸いです。コメントやお問合せもお待ちしております。コメントは記事の最下段にある【コメントを書き込む】までお願いします。また、YouTubeも公開しています。併せてご覧頂き、”チャンネル登録”、”高評価”もよろしくお願いいたします。YouTubeリンクはこちら







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