自動車整備士が教えるカーナビ バックカメラ用 アナログ映像ケーブル 配線接続 徹底解説

工具紹介

前書き

とてもマニアックな内容、かつニッチなニーズかと思いますが、自分が今までにバックカメラを何台も取付けてきた中で、生み出した配線の接続方法について紹介したいと思います。別にこの接続方法が一番良い!と主張したい訳ではなく、この接続でも現状、十分な品質を確保できていますので参考になればと思います。配線の接続方法で困っている方の一助になれば幸いです。

ちなみにアナログ映像端子はコンポジット映像信号(黄色)やRCA端子等、様々な呼称がありますが全て同じものを指しています。(RCAはアメリカの大手家電メーカーです)

今回の作業でやりたいこと

バックカメラの配線は通常、①映像+、②映像ー、③Camera電源、④Cameraアースの4本あります。その内の①と②の配線をナビに接続するには通常、RCA端子に変換する必要があります。巷には色々な商品が1,500円程度で販売されていますが、自分で接続すると100円以下で出来るという内容です。

作業内容

では、早速作業について詳細を説明します。”不明点”や”この自作したRCA端子が買いたい!”等のフィードバックがございましたら、問い合わせいただければ幸いです。

準備する材料

・熱収縮チューブ φ3.0mm、φ6.0mm 寸法は任意
・銅線用裸圧着スリーブ B1.25 2個
・アナログ映像ケーブル
・配線 黄色、白色それぞれ1本ずつ 寸法、sq.は任意

準備する材料

準備する工具

・MARVEL 圧着工具 MH-5S 圧着端子用
・FUJIYA オートマルチストリッパ PP707A−200
・TAMIYA No.1 精密ニッパー

準備する工具

マーベル(MARVEL) 圧着工具 ハンドプレス 裸圧着端子・スリーブ用 MH-5S

フジ矢 オートマルチストリッパ(ワイヤーカット・ストリップ・簡易圧着機能付) ストリップ線径自動調整タイプ PP707A-200

タミヤ クラフトツールシリーズ No.1 精密ニッパー

・白光 ヒーティングガン No.880B

準備する工具

白光(HAKKO) ヒーティングガン 工業用ドライヤー 温度・風量可変タイプ FV300-81

 



STEP① アナログ映像ケーブル 外装被覆(外皮)剥き(ストリップ寸法 約10mm)

STEP①

STEP② アナログ映像ケーブル 芯線被覆剥き(ストリップ寸法 約5mm)&シールド捩り

STEP②

STEP③ アナログ映像ケーブル 芯線&映像+配線 圧着スリーブB1.25で圧着

作業と同時で熱収縮チューブの挿入を忘れないこと

STEP③

STEP④ 熱収縮チューブ挿入&位置合わせ

STEP④

STEP⑤ 熱収縮チューブ ヒートガンで加温し収縮&映像ー配線 被覆剥き

STEP⑤

STEP⑥ アナログ映像ケーブル シールド&映像ー配線 圧着スリーブB1.25で圧着

STEP⑥

STEP⑦ 熱収縮チューブφ6.0mm 挿入前 位置合わせ

STEP⑦

STEP⑧ 熱収縮チューブφ6.0mm 挿入&位置合わせ

STEP⑧

STEP⑨ 熱収縮チューブ ヒートガンで加温し収縮

STEP⑨

完成形

完成形

最後に

接続が完成しましたらテスターを使用し導通確認をします。映像+配線とRCA端子の先端との導通、また、映像ー配線とRCA端子の外側との導通それぞれを確認します。またその逆パターンではそれぞれ導通がないことを確認します。問題なければ完成となります。

 

最後までご覧頂き、ありがとうございました。車いじりの参考になれば幸いです。コメントやお問合せもお待ちしております。コメントは記事の最下段にある【コメントを書き込む】までお願いします。また、YouTubeも公開しています。併せてご覧頂き、”チャンネル登録”、”高評価”もよろしくお願いいたします。YouTubeリンクはこちら

 



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