はじめに
マニュアル車に乗っているオーナーなら一度は交換してみたい部品、”クイックシフト”について紹介します。交換した車両はNISSAN MARCH NISMO S K13改（ENG：HR15DE）です。
今回も交換作業について徹底解説していきますが、作業の途中に純正のシフトノブを取り外す作業があります。この作業を力任せにやると怪我や車を壊す可能性もありますので、今回紹介する作業方法を参考にしていただき、安全と品質を確保した作業を心掛けましょう。
また、ここまで徹底的に解説したサイトはどこを探しても見当たらないと思います。同じ車種を乗っている方にはもちろんですが、自分でクイックシフトの交換や、シフトノブの交換を検討されている方にとっても有料級の情報ですので、最後まで是非とも読んでみてください。なお、取付作業についてはあくまでも自己責任でお願いします。
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車両情報
・車名：ニッサン
・型式：DBA-K13改
・原動機の型式：HR15
・総排気量又は定格出力：1498cc
・初度登録年月：2016年（平成28年）9月
・NISMO仕様
購入部品
今回購入した部品はNISMO純正のクイックシフト、シフトノブカラー、シフトノブの3点です。
・メーカー：NISMO（ニスモ）
・部品番号：34101-RSK30
・メーカー：NISMO（ニスモ）
・部品番号：32865-RNK35
・メーカー：NISMO（ニスモ）
・部品番号：C2865-1EA00
最終的には夏場にシフトノブが暑くなるのでジュラコン製に替えました。
・メーカー：NISMO（ニスモ）
・部品番号：C2865-1EA04
作業紹介（純正シフトノブ取り外し）
まず初めに純正のシフトノブを取り外します。K13改 マーチのシフトノブは”ねじタイプ”ではなく樹脂のカラーにシフトノブが圧入されているタイプですので、非常に取り外しが困難です。力のある方は人力でなんとか取り外す方もおられますが、私はてこの原理を使って抜き取りました。
シフトノブと同じ高さになるように木材を助手席側に重ねて置き、12.7sq.のロングタイプのスピンナーハンドルとウォーターポンププライヤーとタイラップを使用し、以下の写真のように使えばいとも簡単にシフトノブが外せます。ちなみにタイラップはウォーターポンププライヤーが開かないようにするために使用しており無くても作業は可能です。
シフトノブを外した後の写真が以下です。ちなみに毛布はキズ防止のために念のため掛けています。
作業紹介（センターコンソール取り外し）
シフトノブが外せましたら、センターコンソールASSYを取り外します。ドリンクホルダー横の左右のクリップを取り外し、センターコンソールASSYの後ろ側にある樹脂クリップ2個を外すと浮かすことができます。
取り外しは右フロントシートを最後部の位置にスライドし、フルリクライニング状態に、左フロントシートを最前部の位置にスライドし、最前傾の状態にするとセンターコンソールが外しやすいです。
作業紹介（M/TシフトセレクタASSY取り外し）
助手席側のシフトケーブル、運転席側のセレクトケーブルを引き抜き、M/TシフトセレクタASSYのそれぞれのピンと分離します。シフトケーブル、セレクトケーブルをM/TシフトセレクタASSYから取り外すにはソケット部分のロックを押さえて解除した状態で取り外します。M/TシフトセレクタASSYを固定しているナットを緩めると取り外しが出来ます。
M/TシフトセレクタASSYを外した後の写真です。復元前にカーペットの掃除をすることをオススメします。
純正とクイックシフトを比較した写真が以下の写真です。
作業紹介（組み付け）
組立は取り外しと逆の手順で実施します。詳細は割愛します。なお、M/TシフトセレクタASSYを固定しているナットの締め付けトルク値は5.5N・mです。
交換後レビュー
参考までに交換前の1速、ニュートラル、2速のシフトノブの位置を紹介します。交換後の写真については後ほど公開します。
交換後の完成写真は以下の通りです。クイックシフトによりシフトチェンジする際の回転数の低下が軽減されました！非常にオススメのカスタムです。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。車いじりの参考になれば幸いです。コメントやお問合せもお待ちしております。コメントは記事の最下段にある【コメントを書き込む】までお願いします。また、YouTubeも公開しています。併せてご覧頂き、”チャンネル登録”、”高評価”もよろしくお願いいたします。YouTubeリンクはこちら
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