自動車整備士が教えるエンジン不動 スターターモーター交換 S15 シルビアで徹底解説

S15 Silvia

はじめに

2021年に入って以降、立て続けにシルビアで不具合が発生しています。
年明けすぐにエンジン始動が出来なくなったり、純正のブースト計が走行途中から不動になったり、ついには突然スターターモーターが不動になりました。

年式(今年で20年目)・走行距離(164,025km)から考えると、単なる寿命かと思いますが、突然の不具合はやはり焦ります。リビルト品を使って修理することが多いので事前に予備品を購入して家に置いておくこともできません。やはり対策としては、”予防整備”しかないようです。今後壊れるかもしれない、オルタネーター等々の事前の交換も検討が必要です。



購入部品

純正スターターモーターは以下の部品番号です。

・メーカー:HITACHI
・部品番号:2330080F00

Amazonから普通に新品部品が購入可能です。驚きです。

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また、今回購入したリビルト品のスターターモーターは以下のリンクから購入が可能です。



作業紹介(スターターモーター取り外し)

さて具体的な交換作業の紹介に入ります。まず初めにバッテリーのマイナス端子を外します。B端子等を緩める際にショートしてしまいますので必須作業です。


シルビアのスターターモーターの交換作業は通常、車体の下側から行います。場所はエンジンとミッションの継ぎ目の上部にあります。スターターモーターはスターターモーター以外の部品を取り外さずに取り出すことが可能です。

スターターモーター車両搭載位置

ステアリングシャフトのロアジョイントの奥にあり、交換に際してはロアジョイントが非常に邪魔です。整備要領書ではステアリングシャフトをステアリングギアから分離して交換すると記載がありますが、知恵の輪でも交換ができるので外さずに交換していきます。まず初めにS端子のコネクターを外します。コネクターの中心にある突起部分をマイナスドライバー等で押して右側に引くと抜けます。

スターターモーター車両搭載位置

S端子のコネクターを抜いた後の状態がこの写真です。

S端子コネクター取り外し

次に写真では見えづらいB端子の水密カバーを外して、12mmのメガネレンチ等を使用してナットを外します。次にスターターモーターを固定しているボルト2本を14mmのメガネレンチ等で緩めます。赤い矢印の先のボルト2本で固定されています。

スターターモーター固定ボルト2本

ボルト2本が外せたら、ハーネスを固定しているBRKTを12mmのメガネレンチ等で緩めて取り外します。固定されているものを全て緩めたらスターターモーターの摘出に入ります。

BRKT固定ボルト

非常に狭いですが、スターターモーターを回転させるスペースはありますので、下の写真の状態までスターターモーターを移動させます。

スターターモーター摘出

この状態でもそのままではまだ摘出できないので、持ち上げながら下の写真のような角度で摘出します。

スターターモーター摘出

摘出した純正スターターモーターです。メーカーはHITACHI製で部品番号は2330080F00です。

純正スターターモーター

新旧比較の写真です。形状も若干異なりますが問題なく使えます。旧のモーター内は黒いススのようなゴミカスがひどい状態でした。

スターターモーター新旧比較

スターターモーター交換の際にはリングギアも確認できるので摩耗状態等を一緒に確認しておきます。

リングギア状態

作業紹介(スターターモーター取付作業)

次に取付作業に移ります。取付は取り外しと逆の作業なので割愛します。それぞれの取付ボルト・ナットのトルク値は以下の通りです。

  1. スターターモーター固定ボルト2本 2面幅 14mm:41.2〜52.0N・m
  2. B端子 固定ナット 2面幅 12mm:7.8〜9.8N・m

復元状態を確認して、バッテリーのマイナス端子を戻せば終了です。撮影しながらで1時間位で出来ます。参考になれば幸いです。

完成写真
完成写真
完成写真

最後に

いかがだったでしょうか。外出先で急にスターターモーターが動かなくなった時のことを考えただけでもゾッとすると思います。年数と走行距離で思い切った判断をし、予防整備を進めていくことを是非ともオススメします。

最後までご覧頂き、ありがとうございました。車いじりの参考になれば幸いです。引き続きよろしくお願いします。



S15 Silvia
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