はじめに
TOYOTA(トヨタ)TA-AZR60G NOAH(ノア)のエンジンが突然掛からなくなりました。まずはその際に撮影した動画をご覧ください。
故障診断
パッと見た感じではバッテリー電圧が12.17Vと基準値の12.6Vよりも低いため、チャタリングしており、セルモーターが回るまでの力がない模様。”バッテリー上がり”かな?とアタリをつけて、チェンジニアのごとく、バッテリーをとりあえず交換してみました。
バッテリー交換後
バッテリーを交換してみたところ・・・難なくエンジンが掛かりました!
車検の期限が3月末で、その際にバッテリーを交換する予定でいましたが、そこまで持ちませんでした。。予防整備は大切だな。とここでもまた痛感する結果となりました。
バッテリー上がりの要因分析
バッテリー上がりになった要因を探るために暗電流とオルタネーター発電量の測定を行いました。
暗電流の測定にはmAが測定できるテスター、オルタネーターの発電量測定にはクランプメーターが必要です。暗電流を測定したところ、25mAと閾値の30mAよりも低く問題なし。オルタネータの発電量も閾値の30Aよりも高くこちらも問題なしでした。よって、今回のバッテリー上がりは外気温の急激な低下によるバッテリー自体の劣化であると判断しました。
オルタネーター発電量測定風景
参考までにオルターネーターの発電量の測定風景を撮影しましたので紹介します。アイドリング時→ヘッドライトON→エアコンON→エンジン回転数2000回転と徐々に負荷を上げています。(暗電流の測定は三脚を持ち合わせていなかったため、撮影を断念しました。。。)
使用工具紹介
最後に今回使用したテスター2種類を紹介します。オルタネーターの発電量測定にはKYORITSU KEW MATE MODEL 2001を使用しました。
暗電流の測定はKaise KF-7を使用しました。
また、今回のようなケースの場合は現地にジャンプスターターを持っていきバッテリー交換の前にセルを回してみるのがベストです。オススメのジャンプスターターは以下の記事をご覧ください。
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