はじめに
約5,000km毎に訪れる避けては通れない整備、それがエンジンオイル交換です。また、エンジンオイルフィルターはエンジンオイル交換2回に1回は実施することが推奨されています。
自動車にとってエンジンオイルは人間で言う血液のような重要な役割を担っています。オイル管理はエンジンそのものの管理と言っても過言ではありません。是非ともこの記事を参考にしていただき、定期的な交換サイクルを確立しましょう。
購入部品
今回用意したオイルはトヨタ純正の5W−20のSNグレードオイル(鉱物油)、フィルターはDRIVE JOYのV9111-0102、ドレンボルトのガスケットも純正品で用意しました。
作業紹介
作業内容は至って簡単です。2柱リフトやジャッキ等で車両を上げ、まずはドレンボルトを緩めます。その際にエンジンオイルフィラーキャップを外しておくと、勢いよくオイルが排出できます。ちなみに、ノアのドレンボルトは2面幅14mmです。次にオイルフィルターレンチを使用して、オイルフィルターを外します。フィルターが下向きで車両に装着されていますので、オイルが溢れないようにする工夫が必須です。私は写真のような自作工具を毎回使用しています。100均で簡単に作れます。
参考までに実際の使用風景を動画に撮りましたので紹介します。これで全く手が汚れずに交換できます。オススメです。
オイルフィルターが外せましたら、エンジン側のフィルター接触面の清掃をして、新しいフィルターのエンジンとの接触面にエンジンオイルを塗り、取り付けます。フィルターの取付はフィルターレンチを使用して、フィルターが接触面に当たってから3/4回転締めます。締めすぎ厳禁です。逆に漏れます。
フィルターが取付できましたらドレンボルトのガスケットを新品に交換し、トルクレンチを使用して締付します。整備要領書の規定値は25N・mです。アンダートルクもオーバートルクもNGです。
オイルフィルターもドレンボルトも取付ができましたら、各部のオイル汚れを拭き取ります。新油を入れた際に万が一漏れがあった場合にも発見が容易にできます。拭き取っていないと元々の汚れとの区別が困難です。
最後にエンジンオイルをフィラーキャップから注ぎ、エンジンオイルの油量を確認します。オイルの量が多すぎるとウォーターハンマーを起こしますので注意が必要です。ちなみにレベルゲージの下限の穴から上限の穴までは約1Lです。
なお、万が一、エンジンオイルを入れ過ぎてしまった際は落ち着いてこちらの記事をご覧ください。
最後に
今回使用した工具を紹介します。単純な作業ですが、トルクレンチ等の保証工具は必須です。オイルパンはオーバートルクだと簡単に壊れますし、逆に緩いとオイルが漏れて最悪のケースではエンジンが焼き付きます。正しい工具と正しい情報を基に作業されることをオススメします。
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