自動車整備士が教えるフットブレーキ常灯 ストッパーラバー交換 S15 シルビアで解説

S15 Silvia

はじめに

古い車を大切に維持しているオーナーの中で【原因不明のバッテリー上がり】を経験されたことがある方は意外と多いのではないでしょうか。よくあるバッテリー上がりの原因はバッテリーの経年劣化オルタネーターの発電不良です。これらは比較的特定しやすい要因ですが、今回紹介する事象も見落としがちですが、意外とよく発生します。知っているのと知らないのでは雲泥の差ですので最後まで読んでいただけると幸いです。

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不具合紹介(要因解析)

不具合の症状は意外と単純ですが、夜間でないと気付きづらいです。【フットブレーキを踏んでいない状態でもブレーキランプが常灯(つきっぱなし)になる】です。ブレーキストップランプスイッチの構造が理解できていないと意味不明な不具合に感じると思います。詳しく解説していきます。

まず、ストップランプスイッチはフットブレーキペダルの上部に設定されています。

フットブレーキを踏むとストップランプスイッチが解放されて電流がブレーキランプに流れてブレーキランプが光ります。

一方で、フットブレーキから足を離すとストップランプスイッチがブレーキペダルに押されてスイッチがOFFになり電流が遮断されブレーキランプが消灯します。

簡潔に書くと『ブレーキを踏むとスイッチがOFF、ブレーキランプがON、ブレーキペダル(ストッパーラバー)がスイッチを押している状態でブレーキランプOFF』となります。

文章で記載しても非常に分かりづらいので動画で説明します。左側上部にあるピンが出たり入ったりしている部品がストップランプスイッチで右側の白文字で”×”の印が刻印されている部品がブレーキペダルです。ブレーキペダルを踏んだ場合、右側に移動します。

ここで重要なポイントはブレーキペダルは主に金属製で、ストップランプスイッチのスイッチ部分は樹脂製になっていることです。金属で直接スイッチ部分を操作しないようにするために今回交換するストッパーラバーが間に設定されています。

このストッパーラバーが経年劣化で脆くなり粉々になると間から外れてしまい、ブレーキを離してもストップランプスイッチがブレーキペダルに押されることなくスイッチがOFFにならず電流が流れ続けるためブレーキランプが常灯してしまいます。



購入部品

今回購入した部品はこの部品1部品のみです。必要数は1個ですがもう1個は予備で購入しました。

・日産純正部品番号:46584-5P010
・単価:¥473/個

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ストッパーラバーの新旧比較です。左が劣化して粉々になったストッパーラバーで右が新品です。この部品1個の影響でブレーキランプが常灯になりバッテリーが上がります



交換作業

交換作業は至って簡単で外して付けるだけですが、運転席側のブレーキペダル上部に取り付けてある部品を交換するため、作業姿勢が非常に悪いです。クリーパー(寝板)を使用すると楽に作業できます。

クリーパー(寝板)の特記記事はこちら↓

ストッパーラバーが砕け落ちて外れた状態だとストップランプスイッチを押すものがなくなりスイッチがOFFにならず電流が流れ続けるためブレーキランプが常灯します。

ストッパーラバーが外れた状態

新品のストッパーラバーを取り付けた状態が以下の写真です。

新品のストッパーラバー取付後



最後に

一個数百円の部品の不具合が起因して、出先でバッテリーが上がってしまうとそれだけで結構な出費になります。不具合が出る前に予防整備として交換しておくのがベストだと思います。知らない場所で毎日頑張っているストッパーラバーに感謝を忘れずに記事を終わりたいと思います。

最後までご覧頂き、ありがとうございました。車いじりの参考になれば幸いです。引き続きよろしくお願いします。



S15 Silvia
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