プロの整備士も使う現場で活躍するクリーパー(寝板) おすすめ7選

工具紹介

はじめに

エンジンオイル交換、フィルター交換、アンダーカバーの取り外し、マフラー交換などの車両の下に潜って作業する際に、プロの整備士からサンデーメカニックまで幅広く使用されている工具が『クリーパー(寝板)』です。クリーパーを使用するとスムーズに車両の下に潜り込めるだけでなく、地震等の緊急時にも車両の下から速やかに脱出することができます

しかし、便利な反面、キャスター+床板の厚み分だけ高さが高くなり作業スペースが減ってしまうことや、収納する際に嵩張るなどのデメリットもあります。

そこで今回は、そんなデメリットを考慮した上でおすすめのクリーパー(寝板)を7種類紹介します。

段ボールやレジャーマットがコスパ最強で王道ではありますが、今回はガレージで大活躍する”専用工具”を紹介します。車いじりの参考になれば幸いです。

また、車両をジャッキアップする際にはこちらの記事についても併せてご覧ください。安全なジャッキアップ方法について徹底解説しています。

クリーパーとは

車両の下に潜って作業する際に活躍するキャスター付きの板のことクリーパー(通称:寝板)と言います。これがあればスムーズに作業が行えます

クリーパーのメリット

最大のメリットは移動が楽にできることです。また長時間の作業でもクッションがある製品であれば身体に対する負担も軽減されます

また意外と知られていませんが、作業中に地震等の災害が発生した際にもキャスターがあることですぐに車両の下から出ることができます。安全は何よりも大切です。

さらに、重く大きいものを運ぶ際に一人でもクリーパーを使えば引きずることなく運ぶことが可能です。

大きな作業台も一人で楽々と運べます!

クリーパーのデメリット

これは皆さんの予想通りの内容でキャスター+床の厚み分だけ高さが高くなり作業スペースが減ってしまうことと、作業後、収納する際に嵩張ることです。個人的にはこのデメリットを上回るメリットを感じましたので、購入に至りました。

材質による違い

主にクリーパーは鉄製のものと樹脂製のものがあります。

鉄製のクリーパーは丈夫で少々雑に扱っても壊れません。クッションがあるものが多く作業中の身体への負担も軽減されます。その代わりに重量があり持ち運びには不向きです。

一方で樹脂製のクリーパーは軽量で取り回しし易く、持ち運びにも優れていますが、長時間の作業ではやや身体にも負担があります。製品によっては身体にフィットするものがあり、中には鉄製のクリーパーよりも疲れないと言う整備士の方もおられます。

おすすめのクリーパー7選

ネット通販で購入できるものの中から、個人的にも愛用しているおすすめ商品、耐荷重や強度の高い商品、評価が高い商品などを中心に紹介します。

SK11(藤原産業株式会社)SRS-101B 2WAYクリーパー

この製品は画期的で今回紹介するクリーパーの中でも”ダントツ”のオススメ商品です。最大の特徴は1台で、クリーパー(寝板)と作業イスの2通りの使い方が出来ることです。私もOEM元がSK11のASTRO PRODUCTS製をずっと愛用しています。

・メーカー:SK11(藤原産業株式会社)
・製品型番:SRS-101B
・クリーパー時のサイズ:幅420×奥行915×高さ115mm
・ローラーシート時のサイズ:幅420×奥行440×高さ340mm
・重量:約6.2kg
・耐荷重:約80kg

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重量物の移動もクリーパーがあれば楽々運べます。耐荷重は80kgです!!50kgの油圧プレスもこれで楽々と運べました。

重量物も楽々移動できます!

KTC(京都機械工具)サービスクリーパー フラットタイプ AYSC-20F

KTC(京都機械工具株式会社)は日本を代表するハンドツールメーカーとして「軽くて強くて使いよい」を基本に高品質、独創的な技術力で市場をリードしており、アイテム数・生産量ともに国内No.1の実績と信頼を得ているメーカーです。そのKTCが販売しているクリーパーがこちらです。

・メーカー:KTC(京都機械工具株式会社)
・製品型番:AYSC-20F
・クリーパー時のサイズ:全長1,010mm、幅420mm、高さ140mm
・重量:7.5kg

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肩まわりに干渉しないフレームワークで高密度クッション付きです。しかも、補給部品としてキャスターが設定されています。これでさらに長く長く愛用できます

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私も長年愛用しています

KTC(京都機械工具)サービスクリーパー リクライニングタイプ AYSC-20R

同じくKTC製のサービスクリーパーでこちらは首の部分がリクライニングするタイプとなります。MAXで260mmまで上げれます。作業中に首が痛くならないのでお値段は少し高いですが整骨院に通うと思ったら安い買い物だと思います。

・メーカー:KTC(京都機械工具株式会社)
・製品型番:AYSC-20R
・クリーパー時のサイズ:全長1,010mm、幅420mm、高さ140~260mm
・重量:8.5kg

HAZET(ハゼット) 195-3

ハゼットは、50年代からフォルクスワーゲン・メルセデスベンツ・BMWなど、一流メーカーへ商品を供給している工具メーカーです。特徴はハゼットブルーと言われる特徴的な青色であり、ハゼットブルーは特許も取得しています。そんなハゼットが販売しているクリーパーは重量が10kgありやや重いですが、その分、耐荷重が150kgとかなりの重量物の運搬や大柄の人でも長く愛用できます。また、SK11と同様に作業椅子としても使用できます。

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SIGNET(シグネット)クリーパー 88107

リクライニングタイプでKTC製よりもコスパが良い商品はこちらです。SIGNET製ですので品質も安心して使用できます。

・メーカー:SIGNET(シグネット)
・型番:88107
・クリーパー時のサイズ:全長 1,030、全幅 430、全高 115mm
・重量:6.3kg

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ASTROPRODUCTS(アストロプロダクツ)AP プラスチック クリーパー BLACK

プロアマ問わず人気のアストロ製クリーパーです。小型で軽量なプラスチック製で、サイドのくぼみに小物や工具を置いて作業が可能です。アストロプロダクツオリジナルの製品となります。こちらも使用頻度が低い商品の出費はできる限り抑えたい!という方にはベストな製品です。

・メーカー:ASTROPRODUCTS(アストロプロダクツ)
・クリーパー時のサイズ:L915×W430×H105mm
・重量:3.9kg
・キャスター径:φ62mm
・耐荷重:80kg

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STRAIGHT(ストレート)寝板 プラスチックタイプ ブラック 38-8908

ASTROとほぼ同じような価格帯の商品でこちらもオススメです。STRAIGHT製のクリーパーです。

・メーカー:STRAIGHT(ストレート)
・型番:38-8908
・クリーパー時のサイズ:W 915×H 105×D 410mm
・重量:3.6kg
・耐荷重:80kg

ちなみにSTRAIGHT製のクリーパーにも補給部品としてキャスターの設定があります。安心して長く使えます。

最後に

新たな設備投資としてクリーパー(寝板)を購入し、段ボールを卒業してみてはいかがでしょうか。いざという時や重量物を運搬する際など工夫次第で様々な用途に使用できます。(私は最近ダブルベットのマットレスを子供部屋へ一人で運搬する際にも使用しました)

怪我をせず疲れずに安全に車いじりをするには良い相棒になってくれること間違いなしです。是非ともお試しください。

このホームページで一番人気の【おすすめのプラスドライバー】紹介記事も是非ともご覧ください↓

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