自動車整備士が教える社外バックカメラ取付 日産 マーチ K13改 nismo s で徹底解説

K13改 March NISMO S

はじめに

マーチのようなコンパクトカーでは、たとえバックカメラが無くても、難なく車庫入れ出来る方が多いでしょう。しかしながら、車高調を取り付けて車高を下げている車両の場合、タイヤ止めにリアタイヤが直接触れる前にリアバンパーやマフラーが干渉する恐れがあります。

そんな時にはやはり室内のナビゲーションに出力されるバックカメラの映像が非常に有効です。

夜間や、雨天などの視界の悪いコンディションでもバックランプによって後方視界が確保されます。

そこで今回は、バックカメラ取付方法について日産 マーチ K13改 NISMO Sを用いて自動車整備士である私が誰でも理解しやすいように実車の写真を交えながら徹底解説します。

マーチのようにバックカメラ取付位置がバックドア側では無く、バンパー側になる車両への取付方法についてバンパーの取り外し方法や配線の通し方についても併せて解説します。

作業におけるカンコツや注意点など、取付業者が絶対に教えたくない情報を包み隠さず全て無料で公開します。

この記事を最後までご覧になりご自身でバックカメラ取付に挑戦される方が一人でも増えれば幸いです。

車両情報

・車名:ニッサン
・型式:DBA-K13改
・原動機の型式:HR15
・総排気量又は定格出力:1498cc
・初度登録年月:2016年(平成28年)9月
・NISMO仕様

購入部品

今回はcarrozzeria製のサイバーナビ(AVIC-CW912)と組み合わせますので同じくcarrozzeria製のバックカメラユニット ND-BC8IIを用意しました。

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作業紹介

配策準備

バックカメラの配線をリアバンパーの内側にある純正水密グロメットの内部を通して配策します。

室内側から見た写真です

そのためにはリアバンパーの取り外しが必要です。リアバンパーを取り外す前に配策準備をします。

バックドアを開き、配線を車内に配策するために内装トリムを一部取り外します。

固定クリップ3個をクリップリムーバーを使用して取り外します。

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作業スペースの確保

車両をジャッキもしくはリフトを使用してリフトアップします。

ジャッキアップについて少しでも不安がある方は安全なジャッキアップ方法について徹底解説した記事も公開していますので、併せてご覧ください。

リアコンビランプ取り外し

リアコンビランプの下に隠れているリアバンパーを固定しているボルト1本/片側を緩めるためにリアコンビランプを取り外します。取り外しには二面幅が10mmのソケットレンチを使用してボルト2本/片側を緩めます。

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ボルトが外せましたらリアコンビランプを両手で持ち手前に引くとリアコンビランプを保持しているクリップが外せます。

車体から外せましたらハーネスコネクターのロック部を爪もしくはマイナスドライバーを使用して押し、コネクターを分離します。

リアコンビランプを取り外した状態が以下の写真です。

リアバンパー取り外し

リアバンパーを固定しているボルト1本/片側を二面幅が10mmのソケットレンチを使用して緩めます。

ホイールハウス内にあるリアバンパーを固定しているボルト1本/片側を二面幅が10mmのソケットレンチを使用して緩めます。

エクステンションバーを使うとリアタイヤを外さずに緩めることが出来ます。

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リアバンパーを固定している樹脂クリップをクリップリムーバーを使用して取り外します。

取り外した状態の写真が以下です。反対側も同様に取り外します。

樹脂クリップを順に取り外します。

リアバンパーを取り外すには7個の樹脂クリップを取り外せば車体から取り外せます。

リアバンパーの中央部にあるナンバープレートの裏側にも樹脂クリップが1箇所取り付けられていますので忘れずに取り外します。

リアフェンダーとリアバンパーの境目にマスキングテープを貼り傷がつかないように養生します。また、ナンバー灯とリアフォグランプの電球を反時計回りに回しながら取り外します。

リアフェンダーとリアバンパーの境目を両手で持ち、手前に引き上げ、リアバンパーのロック部を外します。そのままナンバープレートを避けながらリアバンパーを取り外します。

リアバンパーを取り外した状態が以下の写真です。そのままバックカメラを取り付けないで、まずは清掃します。

バックカメラハーネス配策

清掃がある程度完了しましたら純正水密グロメットを指で掴んで車体から引き抜きます。ハーネステープを純正水密グロメットから取り外します。

通したいバックカメラのハーネスコネクター部を保護するためにマスキングテープを巻き養生します。また、純正水密グロメット内部を通すための持ち手部分をマスキングテープで作り、純正水密グロメット内部を通します。

純正水密グロメットを上側に持ち上げておき、マスキングテープで作った持ち手部分を入れ純正水密グロメットを下側に下げることでハーネスコネクターを簡単に通すことが出来ます。

なかなか通せない方は純正水密グロメット内部にシリコーンスプレーを塗布すると最も簡単にハーネスコネクターを通せます。

純正水密グロメットを車体に再度取り付けます。組み付ける際には純正水密グロメットに刻印されている矢印の向きを必ず上向きに合わせて組み付けます。

※矢印の向きが横や下になっているとハーネスを伝ってきた水が室内に入り込みます。

新しいハーネステープで純正水密グロメットとハーネスを束ねます。

バックカメラハーネスを純正ハーネスにタイラップで共締めして固定します。その際にバックカメラの位置関係を確認しハーネスの余長を決めておきます。

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リアバンパー取付

新しいクリップを使用してリアバンパーを固定していきます。取り付けは取り外しと逆の手順ですので割愛します。

なお、今回はついでに余分な箇所のクリップも全て新品に交換しましたので12個のクリップを取り外しました。

バックカメラ固定

今回はナンバープレートの左上にバックカメラを両面テープで固定しました。両面テープを貼り付ける際は必ず脱脂してから貼り付けましょう。

バックカメラハーネス配策

室内側に通したバックカメラハーネスを車両前方まで配策します。反対側の内装トリムを固定しているクリップ3個を同様にクリップリムーバーを使用して取り外します。

リアのボディサイドトリムの固定クリップを取り外し、配線を通せるスペースを作ります。ボディサイドトリムは浮かすだけで取り外す必要はありません。

Aピラー側から電源ケーブルを通します。自在ワイヤーを使用してウェザーストリップの内側に電源ケーブルを通します。

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電源ケーブルを自在ワイヤーを使用してボディサイドトリム内部に通します。

今回はこの位置でコネクターを結線しました。

バックカメラハーネスの余長分の長さが決まりましたらタイラップを使用して車両に固定します。

バックカメラハーネスの電源線接続

バックカメラの電源はアクセサリー電源とアースの2種類です。接続方法についてはナビ裏から分岐して接続します。また映像出力(黄)をナビゲーションのバックカメラ入力端子へ接続します。

最後に

いかがだったでしょうか。リアカメラのハーネス1本を通すだけで本当にリアバンパーを外す必要があるのか?!と疑問視された方も多いと思います。

しかしながら、ハーネス1本でも本来の場所(今回のケースでは純正水密グロメット)を通さない場合には雨漏れや断線による故障などのリスクに繋がります。

ナビ取付・バックカメラ取付は自動車整備(車いじり)の中でも基本的な作業ですが、突き詰めるとかなり奥が深いことが分かっていただけたかと思います。

オーナー自らが作業することで本来業者に払うべき工賃で必要な工具を全て揃えてもお釣りが出ますので、節約にも繋がります。見えないところは徹底的に手を抜く業者も世の中にはいますので作業を外注せず愛車のカスタマイズをご自身でされてみてはいかがでしょうか。DIYでやるには一番オススメな作業です。

ナビ取付・バックカメラ取付以外にもたくさんの整備記事を記載しています。是非ともご覧くださいませ。

最後までご覧頂き、ありがとうございました。車いじりの参考になれば幸いです。コメントやお問合せもお待ちしております。コメントは記事の最下段にある【コメントを書き込む】までお願いします。また、YouTubeも公開しています。併せてご覧頂き、”チャンネル登録”、”高評価”もよろしくお願いいたします。YouTubeリンクはこちら



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