はじめに
古い車にお乗りのオーナーの方で”純正メーターの球切れ”に悩んでいる方は意外に多いのではないでしょうか？
球切れをそのまま放置しておくと、電球の部位によっては球切れ状態のままでは車検を通せないケースも出てきます。
最近のLEDタイプのメーターは寿命が長い代わりに、球切れになるとメーター自体を交換する必要があります。
一方で、電球タイプのメーターの場合は球切れしても電球のみの部品設定があればメーター交換せずに電球単品での交換が出来ます。
今回はNISSAN GF-S15 シルビア SPEC R（ターボ仕様）のフロントピラー（通称：Aピラー）に標準で設定されているブーストメーター（ブースト計）の球切れ交換方法について実際の写真を用いて徹底解説します。車いじりの参考になれば幸いです。
また純正ブーストメーターの取り外しについてはこちらの記事で徹底解説しておりますので、併せてご覧ください。
車両情報
・車種名称：シルビア spec R（ターボ）
・型式：GF-S15
・原動機型式：SR20
・初度登録年月：平成13年（2001年）11月
・車種記号：GBYARUYS15UD4E-BAB KH3（ボディカラー：黒） G（内装色）
1桁目（G）…2ドアクーペ
2,3桁目（BY）…SR20DET
4桁目（A）…後輪駆動（2WD）
5桁目（R）…右ハンドル
6桁目（U）…spec R エアロ
7桁目（Y）…手動6速
8,9,10桁目（S15）…S15
11桁目（U）…ターボ（EGI）
12桁目（D）…国内標準仕様
13桁目（4）…4人乗り
14桁目（E）…spec R エアロ仕様
15桁目（-）…標準仕様
16桁目（B）…プライバシーガラス（リアサイド、リアウィンドウ）
17桁目（A）…オーディオレス
18桁目（B）…キセノンヘッドランプ
不具合概要
NISSAN GF-S15 シルビア スペックRはターボ仕様であり、日産純正のブーストメーターがフロントピラー部に標準で設定されています。
このブーストメーターはイルミ連動でメーター内部のランプが光り、夜間走行時でも見えるようになっています。
今回の不具合はこのランプが球切れして光らないという不具合の修理です。
購入部品
日産純正ブーストメータ（ブースト計）のランプはブーストメーターASSY交換ではなくランプ単体で部品が取得できます。
購入した部品の詳細は以下の通りです。
・部品名称：SOCKET & BULB ASSY
日産ディーラーに行かなくても直接以下の商品リンクから購入出来ます。非常に便利です。
作業紹介
ランプ交換の前にフロントピラーからブーストメーターを取り外す必要がありますので、取り外し方についてはブーストメーター交換の記事をご覧ください。
フロントピラーからブーストメーター単品が取り外せれば、外側の白いカバーを取り外す為に、プラスドライバーを使ってビス2本を緩めて取り外します。
ビス2本が外せましたら、メーターの側面にある3ヶ所のロックをマイナスドライバーを使い慎重に取り外します。
コネクターが外側の白いカバーに固定されていますので細いマイナスドライバー等を差し込み、コネクターのロックを解除して取り外します。
外側の白いカバーを取り外した状態が以下の写真です。この状態になればランプを横から交換できます。
マイナスドライバー等でランプの黒い台座を回し、ランプを取り出します。
新旧を比較した写真が以下です。左が旧品です。表面が黒くなっているのが見えると思います。
取付は取り外しと逆の手順になりますので、割愛します。
交換後レビュー
交換後に点灯確認して問題なければ作業は完了です。夜間走行時にランプが切れているとメーターは全く見えません。今回の純正ブーストメーターの場合は球切れしていても走行においては不自由ないですが、他のランプの場合は車検項目の場合もありますので注意が必要です。
DIYでも比較的簡単に修理できますので、ご自身で直してみてはいかがでしょうか。
ブーストメーター 電球交換以外にも様々な整備記事を書いています。併せて是非ともご覧ください。
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