自動車整備士が教えるエアーフィルター交換 ミニ クロスオーバー R60で徹底解説

Crossover R60

はじめに

今までの記事で、車検整備における主要な交換部品であるエンジンオイルオイルエレメントブレーキフルード冷却水の交換について徹底解説してきました。

国産車は日本自動車整備振興会連合会が会員向けに提供しているFAINES(ファイネス)やオーナー自らが正規ディーラーで購入や問い合わせすることで、整備要領書が確認出来ますが、欧州車などの輸入車になると途端に開示されている情報が減ってしまいます。今回は同じく定期的な交換が必須であるエアーフィルター(エアーエレメント)交換についてドイツ車であるBMW MINI DBA-ZC16 CROSSOVER COOPER S R60を用いて徹底的に解説します。

同じ車種をお乗りのオーナーはもちろん、BMW MINIにお乗りのオーナーにとっても有料級の情報になると思います。この記事をご覧になりご自身でエアーフィルタ交換に挑戦される方が一人でも増えれば幸いです。

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交換が必要な理由

エアーエレメント(フィルター)とは空気とガソリンを混合させて圧縮し燃焼、排気するサイクルにおいて、大気中のゴミや埃、塵などを取り除くためにエンジンルーム内に設定されている部品です。定期的な交換をしないとエレメントが目詰まりして、ガソリンの量に対して理想的な空気の量が取り込めず燃焼状態が悪化して最終的には燃費も悪化します。ちなみにガソリンエンジンの理想的な空燃費はガソリン1kgに対して空気が14.7kgと言われています。



購入部品

今回購入したエアーエレメントはBMW純正部品です。BMW純正部品番号は13 71 7 568 728です。



作業紹介(取り外し)

国産車のエアーエレメントの交換は基本的に”工具不要”でカバーのロックを手で解除すれば簡単に交換できる車種が多いです。しかしMINIの場合はしっかりとビスでカバーが固定されています。しかもビスは日本車では馴染みのないトルクスです。左の3箇所はT25、右の2箇所はT30のトルクスビスですので工具を使用して緩めてエアエレメントカバーを取り外します。取り外しにはTONEのBRS20 ビットラチェットセットがおすすめです。

カバーの奥側には3箇所の爪があります。前側を浮かしながら手前に引き抜くと外せます。



新旧比較

新品を車両に取り付ける前に新旧の比較をして汚れの状態を確認します。手前が旧品、奥側が新品です。

裏側は特に違いが分かり易いです。同じく手前が旧品、奥側が新品です。



作業紹介(取り付け)

取り付けは取り外しと逆の手順になります。ピンクの外枠がエアーエレメントケースの中にきちんと入っていることを確認しカバーをセットします。

なお、カバーを固定しているトルクスの締付トルク値の基準値は3N・mです。締め過ぎは厳禁です。



最後に

エアーフィルターの交換は定期的な交換を忘れていても、すぐに不具合を引き起こすような部品ではありません。しかし、ガソリンエンジンにおいて空気とガソリンはいづれも非常に重要な要素であることには変わりませんので忘れずに定期的な交換をおすすめします。

最後までご覧頂き、ありがとうございました。車いじりの参考になれば幸いです。引き続きよろしくお願いします。



 

Crossover R60
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