自動車整備士が教えるスパークプラグ交換 S15 シルビアで徹底解説

S15 Silvia

はじめに

ガソリン車において”スパークプラグ”とは燃料(ガソリン)と空気を混ぜた”混合気”を着火させるために必要な重要部品です。取付場所はエンジン本体に直接ねじ込まれており常に高温にさらされています。スパークプラグは消耗品であり定期的な交換が必須です。

そこで今回は車検整備におけるスパークプラグ交換についてS15 シルビアを用いて徹底解説します。購入部品の選定から実際の作業手順、作業時のポイントも併せて紹介します。同じS15 シルビア乗りにはもちろんのこと、その他の車種にお乗りの方にとっても有益な情報になるかと思います。ぜひ最後までご覧ください。

・純正プラグの交換時期はSR20DET エンジンの場合、100,000km毎
・使用工具は主にHEX 5mm、ソケットレンチ10mm、プラグレンチ16mm、トルクレンチ
・スパークプラグ締付トルク:19.6〜29.4N・m

また、スパークプラグ交換作業における注意点についても記載しています。是非ご覧ください。

車両情報

・車種名称:シルビア spec R(ターボ)
・型式:GF-S15
・原動機型式:SR20
・初度登録年月:平成13年(2001年)11月
・車種記号:GBYARUYS15UD4E-BAB KH3(ボディカラー:黒) G(内装色)
  1桁目(G)…2ドアクーペ
  2,3桁目(BY)…SR20DET
  4桁目(A)…後輪駆動(2WD)
  5桁目(R)…右ハンドル
  6桁目(U)…spec R エアロ
  7桁目(Y)…手動6速
  8,9,10桁目(S15)…S15
  11桁目(U)…ターボ(EGI)
  12桁目(D)…国内標準仕様
  13桁目(4)…4人乗り
  14桁目(E)…spec R エアロ仕様
  15桁目(-)…標準仕様
  16桁目(B)…プライバシーガラス(リアサイド、リアウィンドウ)
  17桁目(A)…オーディオレス
  18桁目(B)…キセノンヘッドランプ

純正プラグを金属製のワイヤーブラシで清掃するのはNG

S15 シルビア SR20DET(ターボ)のスパークプラグは純正で白金プラグが使用されており、交換時期は100,000km毎です。交換する際は、電極に汚れや焼傷、摩耗がないか、絶縁碍子(がいし)に損傷がないか確認が必要です。なお、白金プラグはギャップ(接地電極と中心電極の隙間)の調整はできません。また、金属製のワイヤーブラシ等での清掃はご法度です。清掃する場合は柔らかいナイロンブラシを使用しましょう。

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購入部品

今回購入したスパークプラグはNGK製 プラグ 4本です。NGKではS15 シルビア用として下記の4種類が設定されています。

プレミアムRXプラグ:BKR6ERX-PS
・イリジウムMAXプラグ:BKR6EIX-P
・イリジウムIXプラグ:BKR6EIX
・標準プラグ:PFR6B-9

今回は一番良いプレミアムRXプラグを選びました。ちなみに純正部番は22401-53J66(参考)です。

プレミアムRXプラグ:BKR6ERX-PS(今回はこちらを選びました)

参考までにその他の商品についてもリンクを載せておきます。商品リンクからインターネット経由で直接購入が可能です。Amazon等のECサイトから購入すれば、小売店の中間マージンが無い分だけ店舗で買うよりもかなり安く購入できます。

イリジウムMAXプラグ:BKR6EIX-P

イリジウムIXプラグ:BKR6EIX

標準プラグ:PFR6B-9

標準プラグは流通量の関係で4本買うとプレミアムRXプラグよりも高くなります。

作業紹介(取り外し編)

オーナメント(カバー)取り外し

S15 シルビアのスパークプラグは他車種と比較しても非常に簡単に交換が可能です。エンジンの中央部にある”オーナメント”と呼ばれるカバーを六角レンチ(HEX)5mmを使用しボルト6本を緩めて外します。

オーナメントを外した後の状態

イグニッションコイル取り外し

オーナメントが外れましたらイグニッションコイルを固定しているボルトを4本、ソケットレンチ(2面幅10mm)を使用して緩めてイグニッションコイルを抜き取ります。

落とさないように慎重に取り扱います

スパークプラグ取り外し

プラグレンチと長めのエクステンションバーを使用してスパークプラグを緩めます。プラグレンチの傾き・滑りに注意して慎重にゆっくりと緩めていきます。焦りは禁物です。ねじ部分が折れると心も折れます。

今回使用したプラグレンチはKTC(京都機械工具)製の薄肉タイプのものです。

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上記以外のオススメのプラグレンチについてはこちらの記事をご覧ください↓

取り外したスパークプラグです。

現状のスパークプラグの状態確認

新品のスパークプラグに交換する前に”現状のスパークプラグの状態”を新品と比較して確認しておきます。電極部分に赤色のプツプツとしたものが付着しており、これはエンジンオイルが燃えている車両に見られる兆候で原因はオイル下がりです。完全に改善するにはバルブのステムシール(オイルシール)交換が必要です。

作業紹介(取付編)

スパークプラグのトルク管理

締め付けはトルクレンチを使用して締め付けます。S15 シルビアのスパークプラグの締め付けトルク値は19.6〜29.4N・mです。最初からレンチを使用して締め付けず、まずは手で手締めすることがとても重要です。山カミ厳禁です。

締付トルク値:19.6〜29.4N・m
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そもそもトルクって何?という方はこちらの記事も併せてご覧ください↓

以降の手順は取り外しと逆になりますので割愛しますが、参考までにトルク値を記載します。

スパークプラグ以外の締め付けトルク値

・イグニッションコイル固定ボルト:5.1〜6.5N・m
・オーナメント固定ボルト:2.9〜3.8N・m

最後に

スパークプラグ交換における注意点の記事にも記載しましたが、たかがスパークプラグ交換と安易に考えず、きちんとした工具を使用してご自身の車両の設計値を確認の上での作業をおすすめします。失敗した際のリスクが大きいので時にはプロへの依頼も正しい判断かと思います。

スパークプラグ交換以外にもたくさんの整備記事を記載しています。是非ご覧くださいませ。

最後までご覧頂き、ありがとうございました。車いじりの参考になれば幸いです。コメントやお問合せもお待ちしております。コメントは記事の最下段にある【コメントを書き込む】までお願いします。引き続きよろしくお願いします。



S15 Silvia
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